多くの有名な芸術家たちは作品のみならず、生き様すらもファンから尊敬される。けれど、今回紹介する人は素性が殆ど知られていないベールに隠された人。 公表されているのは出身地と名前だけ、みんなバンクシーって知っている?

Banksyさん(@banksy)が投稿した写真 -


イギリス出身の彼はロンドンを中心に活躍していて、今や世界的にも有名な画家。日本において一躍有名になったキッカケは多分ニューヨークで行った1か月限定のゲリラ活動なのでは。

Banksyさん(@banksy)が投稿した写真 -


1日に1つ、SNS上にバンクシーが自分の作品が写る写真を公開。確実な場所は一切公表せず、ファンが写真を手掛かりにNYの街中を探すというまさしく宝探しのよう!
でもなぜこんなにも彼が脚光を浴びるのかみんな気になるよね?
最大の理由は彼が作品を通して社会に訴えたいメッセージを送っているということ。

例えばこの作品。



これは一番最近公開されたバンクシーの作品で、描かれているのはみんなご存じスティーブ・ジョブズ。これだけだと彼は何を私たちに伝えたいのか最初は分からないけれど、注目してほしいのはこの作品があるフランスのカレーという場所とバンクシーのサイトに上がったキャプション「シリア移民の息子」。

スティーブ・ジョブズはシリア人の父とアメリカ人の母を持ち、彼の父は移民としてアメリカにやってきたの。近年世界中で移民受け入れ問題が盛んに取り上げられ、受け入れ賛成派と反対派が熱く議論を交わしているなか、バンクシーはジョブズを例に挙げて自分の意見を発信。実際にスティーブ・ジョブズが設立したアップルは大成功し、アメリカは多額の税金を得ている。

移民を受け入れることで職不足や治安悪化などリスキーなことが起こる可能性が出てくるけれど、悪いことだけでなく良い影響を与えてくれることをアートを通してバンクシーは教えてくれたと思う。

Banksyさん(@banksy)が投稿した写真 -


正直私も今まで絵画や写真を見ても、ただ単に綺麗とか素敵だなと思う程度だった。でもアートってただ目で楽しむものでなく、作品のテーマや作者の隠されたメッセージを深く考えることが出来るいいキッカケになるとバンクシーの作品をみて感じたよ。

Banksyさん(@banksy)が投稿した写真 -


今回取り上げた作品のような社会問題を世間に訴えかける作品のみならず、バンクシーの作品には笑っちゃうような面白い作品も沢山あるので、気になる子は是非調べてみてほしい。

また記事の冒頭で少し紹介した彼の1か月間のNYでのゲリラ活動が収録された映画「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」も現在公開中!これをみたらもっと知識が深まるかも。

写真:Instagram
文:CELESY Writer Miki