2017年秋冬のコレクションでディオールが打ち出した「We Should All Be Feminist(私たちは皆フェミニストになるべき)」のスローガン入りTシャツ。


国際女性デーなどが定着し、男女平等の風潮に追い風が吹く中、ファッション業界もより一層、キャッチーでポリティカルなデザインに注目。

そんな中、今回紹介したいのが新星デザイナーのRachel Antonoff(レイチェル・アントノフ)。


女性生殖器を全面に描いた衝撃的なセーターは、普段使いには躊躇してしまうようなデザインだけど、女性の神秘的な部分を隠す必要もなく、むしろ誇るべきものだと言わんばかりの潔さ。


他にも半裸の女性をポップにスケッチしたデザインなども。ドラマ『GIRL』でお馴染みのLena Dunham(レナ・ダナム)はデザイナーのレイチェルと交友関係があり、以前自身が着用した女性生殖器のセーターをオークションに出し、手にした$4000を寄付したとか。



その上、レイチェルが & Other Storiesとコラボレーションした際には、プロモーションビデオの監督をレナが務めたりと、共通のアジェンダであるガール・パワーをお互いが引き出している。


ヒラリー・クリントンの大統領選出馬など、最近になって注目を浴びているガール・パワーだけれど、レイチェルはそれに先立ち、ヒラリーの「I’m With Her」というスローガンを2013年のコレクションにデザインしていたというのが驚き!もしかしてヒラリーも彼女のデザインから案を取っていたりして?

残念ながらヒラリーはトランプ氏に現大統領の座を譲る結果となってしまい、トランプ氏の差別的発言に不安を抱く米国民も少なくないけれど、それすらもモノにしてしまうのがレイチェル。


今度はトランプ大統領のスローガンであった「Make America Great Again」をもじって、「Make America Gay Again」というロゴと供に同性愛者の権利を訴えるデザインを考案。

自身もバイセクシャルであることを告白し、LGBTQコミュニティをサポートする「The Happy Hippie Foundation (ハッピーヒッピー・ファウンデーション)」を設立したMiley Cyrus(マイリー・サイラス)もこのデザインのTシャツを着用。


今季も続投中の刺繍を使ったアイテムなども数多く取り扱っており、トレンドはポリティカルなファッションだと代弁しているRachel Antonoff。今後どのようなスローガンを使ったデザインを打ち出してくるかが楽しみ。

写真:Instagram
文:CELESY Writer Urara